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ボウリング大会が批難される理由
JR福知山線脱線事故当日の、JR西日本社員によるボウリング大会について、各メディアがネガティブに捉えて報道している。
日経
朝日
毎日
読売
このボウリング大会や、その他一連の「不適切な事象」が、被害者とその遺族や関係者の悔しさ・虚しさを、更に増幅したことは間違いないだろう。それは十分理解するし、JR西日本に非は全くないというつもりは無いが、しかしあえてもう一度、この報道の受け止められ方について、よく考えてみたい。

(1) これらの「不適切な事象」および関係者は、今回の事故に間接的でも原因を作った行為あるいは、人物であったか
(2) 休暇中の行為は、そもそも社会的責任を追及されるべきか

こういうときは、「自分だったら」と考えてみると、思慮を深めやすい。自分の会社が社会的問題に関与したことを知ったとき、休暇をきりあげて出社するだろうか。あるいは部下に休暇を取りやめさせるだろうか。それぞれの会社で起こりうる「社会的問題」は異なるはずだが、「何が適切で、何が不適切か」よく考えたほうがよい。

組織の不祥事を知らされたとき、当事者では無い、つまり被害者でも加害者でもない一般市民とマスコミは、知らず知らずのうちに、「組織自体の責任」と「組織構成員の個人の責任」を混同したまま、批難してしまいやすい。これまでの報道によれば、今回の大事故の原因はJR西日本側にあるようなので、その関係者を拡大的に批難する心情も判らなくも無いが、事故の本質から目を奪いかねない論評には、惑わされないよう気をつけたほうがよい。イジメ的な日勤教育をやっていたというJR西日本を、われわれは図らずも、イジメようとしていないであろうか。

監督が不祥事を起こすとチームが出場できない高校野球や、受信料不払い運動による減収の影響で、給与カットされるNHK管理職など、「連帯責任」が常識として問われる日本の社会。しかし、関係者皆同罪というわかりやすい発想を持つ「連帯責任」も、まちがって追及すると、本当の責任の所在をあやふやにしてしまう危険性を伴う。組織への批難が個人にまで及ぶと、組織の構成員は自己主張をしにくくなり、組織自体が「出る杭を打つ」体質になり、そして社会全体が、魔女狩り社会になっていくように思う。107人の命の代償が、そんな社会風土であって良いはずがない。

FPNでコメントしてね
| 自論自答 | 21:39 | comments(3) | trackbacks(10) |
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| - | 21:39 | - | - |
六等星さん、はじめまして。
今回の事故報道を巡っては、いつものこととは思いつつも、腹立たしいことが多く感じており、貴ブログにて指摘の点はまったく同感いたしました。
マスコミの流すものを信用するか否かは、その発信者(社)が誰かをよくよく見極めなくてはいけないと常々自戒していますが、それでも雰囲気に流されてしまうこともあり、つくづくマスコミの力の強さに感心し警戒もする日々です。
トラックバックさせていただきました。
| ライトブルー | 2005/05/08 4:33 PM |

六等星さま
コメントありがとうございます。
今日の参考人招致の模様でも、運転士が現場を離れたことに批判が出たそうです。新聞もセンセイ方もすっかりワイドショー化しているようです。六等星さまのおっしゃるように、体質改善が必要だと思います。
こちらこそよろしくお願いします。
| tsujita | 2005/05/14 1:13 AM |

管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2006/07/20 5:27 AM |










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ボウリング大会が批難される理由
JR福知山線脱線事故当日の、JR西日本社員によるボウリング大会について、各メディアがネガティブに捉えて報道している。 ・ 日経 ・ 朝日 [url=http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050506k0000m040015000c.html]・ 毎日 ・ 読売 このボウリン...
| ニュースコミュニティ - FPN | 2005/05/07 10:36 AM |
JR問題(2)
福知山線脱線事故に関連して、JRの社員が事故後にボウリングやゴルフ、飲み会などを催していたということについて連日批判の報道が続いている。安全軽視の企業体質は批判されてしかるべきだが、報道のヒステリックな加熱ぶりは、やりすぎではないかと感じさせられる。
| 中年就職活動日記(仮) | 2005/05/07 10:55 AM |
尼崎脱線事故から社会構造を考えてみる…その3
いろんなマスメディアやブログなど、世論(的な感じ)で叫ばれているのが、JR西日本の「安全意識の低さ」である。とにかく
| STELLAR WIND blog by B-CHAN | 2005/05/07 12:55 PM |
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| マスコミの行動トラックバックセンター | 2005/05/07 3:00 PM |
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