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衆院職員、庁費で飲食。民間も会社の金で飲食。
朝日新聞asahi.comにこんな記事があった。「衆院職員、庁費で飲食 03年度は1千万円」
衆院の国政調査活動費が議員らの酒席での飲食に使われていた問題で、本来備品購入や光熱費などに充てられる「庁費」についても、国会職員の飲食に支出されていたことが朝日新聞の会計検査院に対する情報公開請求で新たにわかった。衆院は03年度、約1000万円を飲食代に支出、そのうち約300万円は1人数万円の高級料理店などで散財されていた。議員だけでなく、職員も長年公費を流用し続けてきた実態が浮き彫りになった
のだそうだ。さらに記事によると、
・衆院の03年度庁費の決算額は7億2456万円。うち968万円を飲食に支出。
・03年12月、銀座の中華料理店で、1人2万5000円の料理11人分と紹興酒などで計45万円
・04年1月、お台場の中華料理店で料理やビールなど計27万円
・04年2月には南青山の日本料理店で料理や日本酒など計28万円
・03年春には永田町のそば店に焼酎や日本酒代などで5回計6万円
・03年7月には、赤坂のホテルにチーズ3種盛りや赤ワインなどで計3万円
・03年9月には、東京都千代田区の飲食店に1人1万円の和懐石料理10人分計10万円
という支出があったという。

この手の記事には、「国民の血税で飲み食いするな」的な反応が一般的だが、よく考えてみるべきだ。(1)民間企業で「会社のお金」で飲み食いはあるし、(2)7億2456万円のうちの968万円は1.3パーセントだが、大きな問題にするような比率とは思えない。

どんな組織でも程度の差こそあれ、組織の費用の使途をあまり厳密に追求されると、ギクシャクしてうまく組織として機能しなくなる。そのあたりを忘れた議論の中で、民でやっている同じこと官が行ってたちまち問題になる、という構造は、何とかしなければいけない。

| 自論自答 | 13:39 | comments(7) | trackbacks(0) |
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官が国民に認められるだけの働き振りを全体として提示し、どうしようもない不祥事を頻繁に起こすこともなくなれば、あまり問題にならないのではないでしょうか。
感覚的なものかもしれませんが、官はもっともっと高潔であるべきだと考えます。
| 東山 | 2006/05/31 11:49 AM |

東山君、コメントありがとう。早くもコンサル的視点ですね。

>官はもっともっと高潔であるべき
僕は社会のルールに官も民もないと思うのです。民はお金にルーズでもよくて、官は高潔でなければいけない、というのはダブルスタンダードであり、モラルハザードにつながります。結局公務員も民間人も組織の一員という意味では同じです。スタンダードは官か民かではなく、人が行う行動が適切かどうかで判断すべきだと思います。それを忘れた批判は的を射ていないと、いつも思います。
| 佐藤賢也 | 2006/05/31 4:10 PM |

いやはや、コンサル的視点には程遠いですね(苦笑。
少し話し外れるかもしれませんが、私は中学生の頃に生徒会の会長をしておりました(お恥ずかしい。。
そこで考えたのですが、生徒会役員が他の生徒に文句を言われることと、国民が官に文句を言うのはまったく違う次元だと。
生徒会は完全なボランティアです。給料なんてありません。ましてや、やりたくもないことを先生に「お前が適任だから」とやらされるわけです。
それに対して(政治家も同じですが)いわゆる公務員はステキなお給料と待遇があり、さらには我々が頼んでいるわけでもなく好き好んでその【民に奉仕する】という高潔な理想を掲げる公務員を選んでいるはずです(そう、彼らは採用選考でそれを知らせているはずなのです)。
それからもうひとつ、官でも民でも、ルーズなことが悪いとも思いません。その尻拭いができるのであれば。
残念ながら官には、「国民に押し付ける」という裏技があるので同じ土俵で語りきれないなぁ、と思うのですが、いかがでしょうか?

長くなってしまいました。。申し訳ないです。。
| 東山 | 2006/06/01 7:11 PM |

いいねぇ、こういう議論。就職前のいいトレーニングになると思うよ。

>いわゆる公務員はステキなお給料と待遇があり、さらには我々が頼んでいるわけでもなく好き好んでその【民に奉仕する】という高潔な理想を掲げる公務員を選んでいるはずです(そう、彼らは採用選考でそれを知らせているはずなのです)。

これについては、二つの点で本質的ではないと思います。ひとつ、いまや官もいつ民営化されるか分からない時代。民に奉仕するという「高潔な理想」を掲げていては、いざというときに時代に取り残されるビミョーな立場に、今の官の方々はいるのです。

ふたつ、官の仕事は基本的に法律で定められていることしか、できないのです。お役所仕事って批判的に言うけど、お役所がお役所仕事以上やると、そちらの方が問題です。だから役務提供対象は民だとしても「奉仕」してはいけないのです。むしろ民のほうが「民に奉仕」しています。設備投資をし、雇用を創出し、リスクを負って新規分野に参入し、価格を下げ、新しいテクノロジーを生み出します。


>官でも民でも、ルーズなことが悪いとも思いません。その尻拭いができるのであれば。残念ながら官には、「国民に押し付ける」という裏技があるので同じ土俵で語りきれないなぁ、と思うのですが、いかがでしょうか?

不正支出などお金の問題を、官が「国民に押し付ける」のだとしたら、民は「顧客に押し付けている」のです。だって、その分安くできるはずですから。例えば
・銀座の中華料理店で、1人2万5000円の料理11人分と紹興酒などで計45万円
を民間企業が会社の経費でやっても、株主が訴えることがあっても、また利益圧縮で国税の査察で引っかかるかもしれませんが、社会問題になるでしょうか?

結局、自分のフトコロが痛まない、組織の金を使っているという意味では、同罪なんですよ。
| 佐藤賢也 | 2006/06/02 12:37 AM |

たびたび恐れ入ります(汗。
一つ質問なのですが、
【「高潔な理想」を掲げていては、いざというときに時代に取り残されるビミョーな立場に、今の官の方々はいるのです。】
というのは具体的にどういうことでしょうか?
民になった際、「高潔な理想」は邪魔になるということでしょうか?
| 東山 | 2006/06/02 7:36 PM |

>【「高潔な理想」を掲げていては、いざというときに時代に取り残されるビミョーな立場に、今の官の方々はいるのです。】
というのは具体的にどういうことでしょうか?
民になった際、「高潔な理想」は邪魔になるということでしょうか?

いつ民に変わるかわからない人たちに、官の間は高潔な理想を掲げていろ、というのも民側の虫のいい主張だ、ということです。(わかりにくくてすみません。)
| 佐藤 賢也 | 2006/06/02 10:04 PM |

御返事ありがとうございました!
なるほどです。この続きは是非今度お会いしたときにお願いいたします!!
| 東山 | 2006/06/03 4:35 PM |










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