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「判断のゆがみ」を知ろう
なぜあなたは後悔ばかりしているのか
なぜあなたは後悔ばかりしているのか
内藤 誼人

グッド グッド グッド グッド
認知心理学をベースに意思決定の仕組みを説き明かしているが、内容はさほど難解ではなく、むしろビジネス指南書に近い切り口である。意思決定に影響を及ぼす「判断のゆがみ」について理論立てて説明しているので、限定的なシチュエーションに基づいた勝ち組ビジネス本より、奥が深い。

人間の意思決定は、心理面の揺れ動きに大きく影響することは、我々自身の経験からも明らかであろう。だから、間違った意思決定をすることは、やむを得ないのであるが、本書はその、意思決定の心理的メカニズムを教えてくれる。日常のビジネスシーンでこのメカニズムを意識していれば、意思決定とその修正を大きく誤ることは、無いであろう。

ところで、著者は第6章で、「『責任』があってこそ決定はよくなる」と述べ、「ダメな組織では、責任を追及しようとしても、あるところまでいくとその責任が上手に分散され、結局はだれも責任をとらないような構造になっている」と指摘している。そして、カリフォルニア大学のテトロック教授の「正しい意思決定をしたいなら、責任を明確化せよ」という主張を引用している。

両論にまったく同感であるが、この、意思決定と表裏一体である「責任」という言葉が、日本の社会では曲者だ。日本語で「責任」というと
(1) 自分が引き受けて行わなければならない任務。義務。
  (「責任を果たす」「保護者としての責任」など)
(2) 自分がかかわった事柄や行為から生じた結果に対して負う義務や償い。
  (「責任をとって辞職する」「だれの責任でもない」「責任の所在」「責任転嫁」など)
「大辞林 第二版」より)
という意味があるが、どうも日本の社会では(1)の「任務」を明確にせずに、(2)の「償い」については厳しく追及する傾向があるのでは、ないであろうか。いわゆるハラキリ文化である。しかし、我々が重視すべき「責任」は、「犯人探し」プロセスではなく、アカウンタビリティ(説明責任)であるべきであり、そのためには個人の役割を明確化し尊重するという発想が、必要なのである。読書
| 書評 | 23:58 | comments(1) | trackbacks(0) |
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| - | 23:58 | - | - |
とても参考になりました。私のブログで引用させてもらいました。なぜかトラックバックが受付られないの
で、コメントに書かせてもらいます。
http://blog.outlogic.jp/shiba/archives/000352.html
| shiba | 2004/12/26 9:58 AM |










http://sixthgradestar.jugem.cc/trackback/75


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